印刷の打ち合わせで
「表紙はPP加工しますか?」
と聞かれて、こんなふうに思ったことはありませんか?
「PP加工って何?」
「やらないとダメなの?」
「正直、違いが分からない…」
今回は、そんな疑問に答えるために、
PP加工の正体と、やる意味をやさしく解説します。
PP加工のPPとは、ポリプロピレンの事で、
印刷物の表面に透明なフィルムを貼る加工のことです。
見た目は大きく変わらないことも多いですが、
実はこの一手間で、印刷物の強さと印象が大きく変わります。
主に使われるのは、次の2種類です。
・グロスPP:ツヤのある仕上がり
・マットPP:ツヤを抑えた落ち着いた仕上がり
PP加工の最大の目的は、表面を守ることです。
PP加工をすると、
・傷がつきにくい
・角が傷みにくい
・汚れに強くなる
・水に強くなる
といった効果があります。
特に、手に取られる機会が多い印刷物や、
長く使う資料では、この差がはっきり出ます。
PP加工は、見た目にも影響します。
グロスPPの場合
・色が鮮やか
・写真がパッと映える
・華やかな印象
イベント用の冊子や、
商品写真を強調したい印刷物によく使われます。
マットPPの場合
・しっとりした質感
・高級感・落ち着き
・文字が読みやすい
会社案内やブランドパンフレットなど、
信頼感を出したい場面で選ばれることが多いです。
PP加工は絶対に必要というものではありません。
・短期間だけ使う
・一度きりの配布物
・コストを抑えたい
こういった場合は、
PP加工をしない選択も十分ありえます。
大切なのは、
**「この印刷物を、どう使うか」**です。
冊子やパンフレットでは、
「表紙だけPP加工する」ケースがとても多いです。
これは、
・表紙が一番触られる
・表紙が一番傷みやすい
・表紙の印象が全体を左右する
からです。
本文までPP加工すると、
重くなったり、めくりにくくなったり、
コストも上がってしまいます。
だからこそ、
表紙だけ加工するのが、バランスの良い選択なのです。
印刷会社がPP加工を勧めるのは、
・完成後すぐに傷むのを防ぐため
・お客様が「長く使える」印刷物にするため
・見た目の満足度を上げるため
という理由があります。
納品時はきれいでも、
何回も手にとって見ていただいているうちに角がヨレてしまうと、
印刷物としては少し残念です。
PP加工は、
・印刷物を守るための保険
・印象を高めるための演出
その両方の役割を持っています。
「必須」ではありませんが、
やる理由がきちんとある加工です。
もし迷ったら、
・配布か、保存か
・手に取られる回数
・印象を重視するかどうか
この3つを印刷会社に伝えてみてください。
それだけで、PP加工をするべきかどうかが、かなりはっきりします。