2026年5月21日、文部科学省は中央教育審議会のワーキンググループに、大学など高等教育機関の新たな評価制度案を示しました。その後の議論を経て、6月3日に「議論のまとめ」が取りまとめられ、2030年度の導入に向けた具体的な制度設計が進んでいます。
柱となるのは、学部・学科ごとに教育の質を4段階で評価し、その結果を社会に分かりやすく公表するという方針です。報道では「三つ星評価」と呼ばれていますが、評語そのものは「星のような記号の数など、高校生や企業をはじめとした社会にとって分かりやすいもの」とされている段階で、呼称はまだ確定していません。
学生の成長をどれだけ促し、成果につなげているかを軸に評価することで、「教育の質」をこれまで以上に見える化しようとしているのが、今回の制度のねらいです。
少子化が進むなか、大学は「選ばれる理由」を、そして高校は「安心して勧められる大学」を意識せざるを得ない状況になっています。
この記事では、大学の広報・企画・入試担当の皆さまを主な読者としつつ、高校の先生方にとっての活用のヒントも交えながら、新制度のポイントと、広報・印刷物・Webサイトに求められる変化を整理してみます。
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財政制度等審議会(財政審)が示した「2040年までに私立大学を4割削減」という提言は、大学経営だけでなく、広報・入試戦略にも直結するテーマです。
2024年時点で624校ある私立大学を、2040年までに約250校削減し、217〜372校にまで「規模の適正化」を進めるという数値目標が示されています。
少子化により、すでに半数超の私立大学が定員割れに直面している中、「生き残り」を前提とした広報・入試戦略への転換が避けられない状況です。
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理工系学部での「女子枠」が増えています。2023年入試では名古屋大学、富山大学、島根大学での女子枠の導入が行われ、2024年入試でも新たに23校が女子枠を導入する他、枠の拡大をする大学もあります。
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