以前にエコバッグの種類を紹介しましたが、7月より始まったレジ袋有料化。
経済産業省によると、環境問題解決のためプラスチックの過剰な使用を抑制することを目的とする政策です。
実際は、「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすること」としています。
しかし、今まで、当たり前のようにもらっていたレジ袋が無くなって不便に思っている人も少なくないようです。
また、アメリカでは再利用できるマイバッグはいろいろな場所を行き来するため、そのバッグを通してのコロナウイルス感染を懸念して、マイバッグNGの州が増えているそうでう。
今までレジ袋を提供していた各企業も工夫をこらしているようですが、お客様の負担にならないように自社のレジ袋を改良する動きも多く見られます。
バイオマス25%以上のレジ袋であれば有料化しなくてもよいとされています。
以前紹介したLIMEXという石灰石を原料とした商品の中にも、レジ袋に代用できるものがあります。
従来のLIMEX BAGは石油由来樹脂も使用していましたが、Bio LIMEX BAGは再生可能な植物由来樹脂と50%以上の石灰石が原料となっています。
既にレジ袋や買い物袋として導入している企業もあり、G20大阪サミットでは会場のごみ袋として採用されていました。
レジ袋、買い物袋、ゴミ袋など、幅広い種類、サイズに対応しており、マットでしっとりとした高級感のある質感が特徴です。
実はこのBio LIMEX BAGという商品は再資源化が可能な袋です。
実際に某企業と連携し、使用されたBio LIMEX BAGを回収してランチプレートに再製品化、それを児童養護施設に寄贈品として提供する取り組みも行われています。
しかしながら、一般認知度が高いものではないので、回収方法や回収窓口が少なく、有効なアップサイクル(資源循環)とまではいかない現状ではあります。
自治体・企業が積極的に採用していけば、プラスチックに代わる新たなスタンダードとして活用されていくでしょう。
新しい生活様式が求められ、今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなるかもしれないこの時代。
自分自身で何が必要で何が正しいのかを見極めることが必要になってきます。
古くからの慣習を守りつつ、新しい技術・知識を取り入れ順応していくことが今まで以上に求められているのではないかと思います。