荒川印刷ブログ

印刷で「思った色と違う」が起きる5つの原因

作成者: 営業部 中川貴啓|2026/02/26

今日から理解できる“色ズレの正体”

印刷物を作ったときに、

「あれ?画面と色が違うんですけど…!」

こんなことがあったりします。

 

実はこれは“ミス”ではなく、
仕組みを理解していれば避けられるごく普通の現象です。

今回は、「思った色と違う」が起きる 5つの原因 を解説します。

 

原因その1:画面と印刷では“色の作り方”が違う

〜RGB(光)と CMYK(インク)の違い〜

画面は 光(RGB)
印刷物は インク(CMYK)

この時点でまったく別世界です。

RGBは光なので、
ステージ照明のように“鮮やかで明るい”色が得意。

CMYKはインクなので、
絵の具のように“落ち着いた深みのある”色になります。

つまり
そもそも同じ色になりにくい仕組み なんです。

 

原因その2:モニターの明るさ・設定がバラバラ

スマホやPCの画面は

・明るさ

・コントラスト

・色温度(青っぽい/黄色っぽい)

・メーカーの個性

がバラバラ。

言い換えれば、
見る人、環境によって色が毎回違う ということ。

とくにスマホは発色が強めなので、
「画面では鮮やか、印刷すると落ち着いて見える」
という差が出やすいです。

 

原因その3:紙の種類によって色の見え方が変わる

同じインクを使っても……

・上質紙(コピー紙のようなザラッとした紙)

・コート紙(ツルツルした紙)

・マット紙

・再生紙

など紙によって、色の吸い込み方・反射の仕方が大きく変わります。

紙は“味の違うキャンバス”なので、

・鮮やかに出る紙

・しっとり落ち着く紙

・少し黄色っぽくなる紙

など、特徴がはっきり出ます。

 

原因その4:色の限界値(再現できる範囲)が違う

CMYK印刷には、
“再現できる色の範囲(色域)”があります。

とくに

・ネオンぽい色

・鮮やかな青

・蛍光色

・純度の高い赤

などは、紙では物理的に再現しきれないことがあります。
光とインクの表現方法が違うから起きてしまいます。

 

原因その5:データ作成時の設定ミス

見落としやすいのがここ。

・画像がRGBのまま

・デザインソフトの設定がRGBのまま

・プロファイルがバラバラ

・彩度が高すぎる色を使っている

などの状態で入稿すると、
印刷時に自動でCMYK変換され、大きく色が変わることがあります。

言い換えれば、
データ側の準備で避けられる色ズレが半分以上あるとも言えます。

 

色ズレは“トラブル”ではなく“仕組みの違い”

「思った色と違う」が起きる主な理由はこの5つ。

    • RGBとCMYKの違い(光とインクの世界の差)
    • モニターの明るさ・設定のバラつき
    • 紙の種類による表現の違い
    • インクで再現できる色域の違い
    • データ作成時の設定ミス

どれも“仕組み上の当然の現象”なので、
理解しておくことでトラブルのほとんどが防げます。

 

荒川印刷から一言アドバイス

・「この絶対この色で印刷したい」という場合は相談を!

・色校正(試し刷り)を取るとほぼ確実にズレを防げます

・RGBの色を信じすぎない

・紙選びで色の印象は大きく変わる

印刷は「光では出せない表現」「紙ならではの風合い」が強みなので、
色の仕組みを理解すると、もっと楽しくなります。

 

荒川印刷では、データ作成から印刷まで、一気通貫進めることができます。

印刷物のお問い合わせ、相談、いつでもお待ちしております!!