
今日から理解できる“色ズレの正体”
印刷物を作ったときに、
「あれ?画面と色が違うんですけど…!」
こんなことがあったりします。
実はこれは“ミス”ではなく、
仕組みを理解していれば避けられるごく普通の現象です。
今回は、「思った色と違う」が起きる 5つの原因 を解説します。
原因その1:画面と印刷では“色の作り方”が違う
〜RGB(光)と CMYK(インク)の違い〜
画面は 光(RGB)
印刷物は インク(CMYK)
この時点でまったく別世界です。
RGBは光なので、
ステージ照明のように“鮮やかで明るい”色が得意。
CMYKはインクなので、
絵の具のように“落ち着いた深みのある”色になります。
つまり
そもそも同じ色になりにくい仕組み なんです。
原因その2:モニターの明るさ・設定がバラバラ
スマホやPCの画面は
・明るさ
・コントラスト
・色温度(青っぽい/黄色っぽい)
・メーカーの個性
がバラバラ。
言い換えれば、
見る人、環境によって色が毎回違う ということ。
とくにスマホは発色が強めなので、
「画面では鮮やか、印刷すると落ち着いて見える」
という差が出やすいです。
原因その3:紙の種類によって色の見え方が変わる
同じインクを使っても……
・上質紙(コピー紙のようなザラッとした紙)
・コート紙(ツルツルした紙)
・マット紙
・再生紙
など紙によって、色の吸い込み方・反射の仕方が大きく変わります。
紙は“味の違うキャンバス”なので、
・鮮やかに出る紙
・しっとり落ち着く紙
・少し黄色っぽくなる紙
など、特徴がはっきり出ます。
原因その4:色の限界値(再現できる範囲)が違う
CMYK印刷には、
“再現できる色の範囲(色域)”があります。
とくに
・ネオンぽい色
・鮮やかな青
・蛍光色
・純度の高い赤
などは、紙では物理的に再現しきれないことがあります。
光とインクの表現方法が違うから起きてしまいます。
原因その5:データ作成時の設定ミス
見落としやすいのがここ。
・画像がRGBのまま
・デザインソフトの設定がRGBのまま
・プロファイルがバラバラ
・彩度が高すぎる色を使っている
などの状態で入稿すると、
印刷時に自動でCMYK変換され、大きく色が変わることがあります。
言い換えれば、
データ側の準備で避けられる色ズレが半分以上あるとも言えます。
色ズレは“トラブル”ではなく“仕組みの違い”
「思った色と違う」が起きる主な理由はこの5つ。
- RGBとCMYKの違い(光とインクの世界の差)
- モニターの明るさ・設定のバラつき
- 紙の種類による表現の違い
- インクで再現できる色域の違い
- データ作成時の設定ミス
どれも“仕組み上の当然の現象”なので、
理解しておくことでトラブルのほとんどが防げます。
荒川印刷から一言アドバイス
・「この絶対この色で印刷したい」という場合は相談を!
・色校正(試し刷り)を取るとほぼ確実にズレを防げます
・RGBの色を信じすぎない
・紙選びで色の印象は大きく変わる
印刷は「光では出せない表現」「紙ならではの風合い」が強みなので、
色の仕組みを理解すると、もっと楽しくなります。
荒川印刷では、データ作成から印刷まで、一気通貫進めることができます。
印刷物のお問い合わせ、相談、いつでもお待ちしております!!



