このソーシャルな時代に「ブログ」をはじめた理由

2018/05/30 ( 2018/08/20 更新)

Blog

昨年、2017年7月末に荒川印刷のサイトをリニューアルしました。

リニューアル時に新規で追加したかった更新コンテンツ、いわゆる「ブログ」を10か月遅れでようやく始めます。 
10か月前のFacebookには今後コンテンツを追加予定です。と書かれていますが、今となってしまいました。

今回、改めてブログを始めるきっかけとなったのは、社内で本格的に「インバウンド・マーケティング」を始めることとなったため(その経緯はいずれ)。

インバウンド・マーケティングでは、サイト上の「コンテンツ」が重要になります。そのため、始めることができずにいたブログを思い切って作成したのです。

 

日本での歴史は15年

そもそもブログとは「ウェブログ」の略。ウェブ上に書き溜めていったログ(記録)です。米国で簡単にブログを更新できるツールが登場し、Bloggerという誰でも無料でブログが開設できるサービスが生まれたことで一気に広がりました。

日本で、誰でも無料でブログを開設できるホスティングサービスが始まったのは2003年4月。ちょうど15年ほど前になります。個人的にはそのサービスでモデレーターをやらせていただき、ブログの解説本にも掲載されたこともあります。ブログとの関わりは長く、その当時はブログという単語を人前で口にすることさえも恥ずかしかった懐かしい思い出が脳裏をよぎります。

その後、FacebookやTwitterなどのSNSなどが登場したことで、より気軽に情報を発信できるようになり、ブログの更新頻度が落ちた人も多くいました。私もその一人です。

ところが、4~5年前からコンテンツの重要性が問われることも多くなり、ブログというものが見直されていると感じます。特にビジネスの現場においては、SNSや外部のブログサービスではなく、自社サイトの中でブログ設置することで、書き溜めていった記事はログとして、自社サイトの資産になっていきます。

最大の理由は、検索エンジンにおいて、かつては外部リンクの多さが検索順位に大きく寄与していたものが、検索エンジンの高度化によってサイトのコンテンツ内容を判断し、より重視するようになってきたことです。もちろん、まだ外部リンクは重要ですが、それだけでは評価されないということです。

「コンテンツ」が重要な昨今ではSNSや外部サービスで熱心に記事を書いてももったいなく、どうせ書くなら自社サイトを充実させて資産を蓄積して、そのコンテンツを広めるためにSNSなどを使うべきといえます。SNSだけで済まそうというのは楽ではありますが、ビジネス的には惜しいところです。

そのようなわけで、日本では15年の歴史となるブログですが、まだまだ重要な存在ではないでしょうか。

 

インバウンド・マーケティング

インバウンドマーケティング

「インバウンド・マーケティング」という書籍に出会ったのが4年前。画期的な内容、という印象ではありませんでした。確かに従来のマーケティング手法は効かなくなってきているからそうだよね、というのが読後の感想でした。

ただ、書籍の筆者がインバウンド・マーケティングを実践するためのマーケティングツールを提供する会社「ハブスポット(HubSpot)」を立ち上げて、その事業をインバウンド・マーケティングを実践して大きくし、7年間で売り上げが27,746%という驚異的な数字で業績を伸ばしていることで書籍の内容に説得力を持たせていました。

SEO対策というものも難しくなってきた時期でもあったため、個人的にはこの頃からウェブ制作において「インバウンド・マーケティング」という言葉を使わないまでも、意識するようになっていました。と同時にコンテンツを増やすことで効果が出るサイトもあったため、セミナーなどでインバウンド・マーケティングやハブスポットを紹介することもありました。

自社のサイトでも実践したいと思っていながら月日が経ってしまった理由は、リソースの少なさ。やはりコンテンツを作るのは大変です。しかも、オリジナルのコンテンツを数も質も多く作っていく必要が出てきます。中小企業などでは、やはり実施しよう考えると覚悟が必要です。

ところが、書籍をきっかけに一方的に知っていたハブスポット社から連絡をいただきました。2016年に日本法人を立ち上げたハブスポット社からマーケティング・パートナーのオファーです。当然ながらインバウンド・マーケティングについては理解していますので、興味はありましたが一般的にMA(マーケティング・オートメーション)のツールは導入しても有効に活用することが難しく、費用的にも中小企業には取り組みにくいものという印象でしたが、最新のHubSpotのツールを試用してみると予想以上に使いやすい。無料から使い始めて段階的にアップデートしていける。聞くと、中小企業に使ってもらうことを念頭に開発されているようで、少し抱いていた印象と違っていました。

そこで、これを機にHubSpotを使って「インバウンド・マーケティング」を始めることにしたわけです。

 

メールマーケティング

Mail

 

インバウンド・マーケティングにおいてコンテンツを作っていくことはとても重要です。ですが、それだけでは意味がありません。コンテンツを作るのはあくまでも潜在顧客から見つけてもらうためのもので、そこから継続的に関係を気づいていく必要があります。そのために使われるものが「メール」です。

それこそ、SNSやLINEのようなメッセンジャーもある中で、なぜ「メール」か。メールマガジンは読まれなくなってきているし、数多いメールの中で埋もれてしまう可能性もある。とはいえ、やはりメールは強い。

SNSやLINEを仕事では使いたくないという人も少なくない。誰もが使っているこちらからプッシュで送ることができるツールはメール以外にはない。ただ、闇雲に画一的なメールを送るのはスパムでしかない。メールアドレスのリストを分類して、その人に合った情報を適切に送ることが重要ではある。そのためにはメールアドレスの管理や分類をしていく必要があるのだが、なんらかのツールを使わなければ厳しい。

HubSpotには、リストを管理するとともに有料版ではメール配信の機能もある。画一的な「メルマガ」などではなく、サイト内の興味があるページや、ダウンロードした資料などに基づいて、適切なメールマーケティングを行うことも可能だ。ブログやランディングページを作成するCMS(コンテンツ管理システム)の機能やメールフォーム、CTA(行動喚起)ボタンを作る機能などとともに、リストの管理とメール配信も同じ管理画面から可能となっている。

 

さまざまなツールが網羅されている便利さ

その他にも、HubSpotではメールソフトなどでのやり取りも記録することができる。GmailやOutlookと連携できるのも嬉しい。CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)などは、ある程度の規模の会社であれば、すでに導入済みかもしれないが、中小企業では必要であってもなかなか導入してないケースも多いだろう。荒川印刷も必要を感じつつ利用できていなかった。そのような機能も備え、WEBコンテンツの管理から、問い合わせ管理、リスト管理、メール配信などとともに営業支援も1箇所でできるのは思いのほか便利で、非常に使い勝手がよい。もちろん、それぞれ専門のツールも存在するのだが、高機能ではなくてもある程度の機能があれば1つにまとまっている利便さは魅力。別々で導入するよりもコスト的にもメリットを感じられる。

ハブスポット社が中小企業にこそ使って欲しいと言うだけあって、少ないリソースでインバウンド・マーケティングを行うには、コンテンツの作成から問い合わせを起点にマーケティングを実施するために必要なものが備わっていて、リソースは少ないがHubSpotを上手く使えばできそうだ、やってみようと思うに至ったわけだ。

「ブログ」と「メール」という一見すると時代遅れに見えるツールを有効に活用することが「インバウンド・マーケティング」には必要であり、これまでリソースの少なさで二の足を踏んでいたのだが、本格的に取り組んで行こうと考えている。

しかしながら、これまで現場ではマーケティング思考はあまりなく、もちろんマーケティングを実施する部署もない。成功させるには数多くのハードルが残っているのだが、まずは一歩、踏み出したところです。

 

対応可能な加工技術・サービス

 

タグ: HubSpot, インバウンドマーケティング

執筆者: TS部 佐藤新一

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