私の部署では毎年、荒川印刷オリジナル卓上カレンダーをデザインしています。
今年のカレンダーはこんな感じ。裏面のイラストも好評です。
そして今年、9月から来年に向けた卓上カレンダーをO.Mさんがせっせと作り始めているところです。
カレンダーのイラストは、どうやって描いてる?
では、どんな感じでカレンダーのデザインを進めているのでしょうか。O.Mさんに聞いてみました。
まずは鉛筆で下書き、いわゆるラフ画ってやつですね。月ごとにメイン行事や季節のイメージからイラストを考案していきます。今年の10月はハロウィンでしたね。月ごとに1枚1枚描いていきます。
次に、鉛筆で描いた下書きをサインペンでなぞっていきます。これは次の段階でスキャンをしたときに鉛筆の線よりも見えやすくするためです。これも1枚1枚ていねいに作業していきます。
そして、スキャニングをします。スキャニングとは、写真や画像をパソコンに取り込む作業をいいます。スキャニングすると、デジタルデータとしてパソコンを使って色塗りや配置の編集作業ができるようになります。
最初からイラストレーターで描いてしまうこともできますが、カレンダーは手描きをベースに作成しています。
最後に本描きの作業です。スキャニングで取り込んだ手描きのラフ画をイラストレーターでなぞっていきます。バランスを見ながら整えていき、色を着けていきます。
デザインをする上でのポイントは?
今回のデザインで気を付けたところは、来年の干支・イノシシが濃い色なので、それ以外の部分を淡い色にしてメリハリを付けていくこと。
色数を多く使わずに、全体がごちゃごちゃすることがないようにまとめました。
年間を通して長く使ってもらうものなので、個性的すぎずに老若男女、誰にでも分かりやすい絵柄にするようにし、かわいく仕上がるように気を付けました。
とくに見て欲しい部分は「朝顔やお雛さまなど小物にも注目!」とのこと。これは、出来上がってからのお楽しみに!
私のカレンダー案を見た感想は、とにかくウリ坊がかわいい!今年の戌よりかわいく仕上がっていると思います。
今年は来年の祝日がなかなか確定しないため、制作スケジュールが流動的ですが、デザインの方は鋭意制作を進めています。
キャラ案から構図までゼロから生み出すO.Mさんのがんばりよう、すごいです。そんな2019年度カレンダー制作現場でしたー。