ホログラムペーパーという用紙をご存知ですか?
表面にキラキラ輝く加工がしてある紙で「○○○○マンシール」のレアものというとイメージしやすいでしょうか。
オンデマンド印刷機で印刷ができるホログラムペーパーがあるという話を聞いて、さっそく印刷してみました。
ホログラム加工の違い
ホログラム加工は3種類の方法があります。
- 印刷する紙にホログラムフィルムを貼り合わせる
- ホログラムフィルムを貼るのではなく、ホログラムの柄を印刷物に転写する
- ホログラム箔を箔押しする
1. はホログラム加工をしてあるものに印刷するもの。2.と3. は印刷後にホログラム加工を行うというものです。
1. の場合はインクやトナーがホログラムの上に載るので、印刷する画像や文字でホログラムは隠れます。画像や文字の無い部分がホログラムとして浮かび上がることになります。
2. は印刷した後にホログラム加工をするので画像や文字もキラキラした感じになります。
また、1. 2. はホログラムを印刷物の全体に印刷する場合、3. は印刷物の一部だけホログラム加工を行う場合で使い分けをします。
ホログラムは偽造防止の効果もあり、コピーをしても柄を再現することができません。
最近発表された新紙幣にもホログラム加工がされていると発表がありました。(現在のものもされていますが)
そのほかにも入場券などのチケットにも多く使用されています。
今回、試してみたものは、1. の加工がされたものです。
ホログラムペーパーの種類
ホログラムペーパーもいくつか種類があり、このシリーズは8種類あります。
上から、次のような特徴があります。
- 一般的なホログラムペーパーで、虹色に輝きます。どんなデザインにも馴染みやすい商品です。
- シルバーベースでぼんやりですが鏡面のように写り込みするくらいのミラー効果があります
- 白ベースのホログラムペーパーで、虹色に輝きます。下地が白なので印刷色を比較的正確に再現することができます
- 小さな球体のようなレンズ風のホログラムで、レンチキュラーのように印刷物に浮き出るような立体感を持たせることが出来ます
- 斜めに大胆なホログラムの柄が入った商品で、躍動感やダイナミックさを感じます。
- 格子状のホログラム柄とその周りに粒状のホログラムが配置されています
- iv.の球体ホログラムをより大きな球体にし、こちらもレンチキュラーのように印刷物に浮き出るような立体感を持たせることが出来ます。
- 横方向に縞模様のようにホログラムが入っています。
活用例
とにかく、目立たせたいもの使用してみましょう!
代表的なものですと名刺やポストカード、DMやチケットなどが効果的になります。
ホログラムの柄とデザインの組み合わせで大きく印象が変わりますが、よりシンプルなデザインのほうがキラキラ感が強調されるように思います。
今の印刷物にインパクトを持たせる、ちょっとしたアクセントを効かせるために使用してみるのも面白いかもしれません。
やっぱり、「○○○○マンシール」のようにレア感がでます。
名刺に印刷したものがこちら。
左は上質紙、右はホログラムペーパーで印刷したもの(写真ですと分かりにくいですけど)
次のようなカードにも利用できます。
サンプルも用意してありますので、お試ししたい場合はお問い合せください。
協力:株式会社エル・ティー・シー http://www.laminex.co.jp/