コロナ禍でQRコードが再ブーム?!

2022/04/28 ( 2022/04/27 更新)

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4月18日は「発明の日」

明治18年(1885年)4月18日に、現在の特許法の前進「専売特許条例」が公布されたことから、毎年4月18日は「発明の日」なんだそうです。

「発明の日」を記念して、特許庁は2022年4月13日からパネル展示「イノベーションに寄与した日本の発明」、「子ども発明家に聞きました!」を特許庁庁舎1階で行っているようです。

パネル展示「イノベーションに寄与した日本の発明」でも紹介されている「QRコード」が愛知県に本社を置くデンソーの開発部門(現在は分社化して株式会社デンソーウェーブ)の発明であることはご存知でしたでしょうか?

Quick Response の頭文字をとった「QRコード」は、一般的な名称は二次元バーコードと呼ばれますが、株式会社デンソーウェーブの登録商標であるQRコードの名称で広く知れ渡っているすごい技術です。

元々は自動車部品の管理のために作成されたQRコード。それまでのバーコードより情報量を増やすことができ、早く正確に読み取れることで、部品管理の作業効率を上げるために開発されましたが、QRコードを普及させるためにあえて特許をオープンにしたそうです。

このQRコードがコロナ禍で再ブームらしいのです。

 

世界でQRコード決済の採用が広がる

2010年代に中国のEコマース最大手であるアリババ傘下の「Alipay(アリペイ)」が採用したことで、QRコード決済は爆発的に普及しましたが、通常のバーコード決済やSuicaのような非接触型決済もあるため、スマホ決済の方法はまだ複数の決済方法が入り乱れている状況ですが、スマホ決済の普及が進んでいます。

コロナウイルスの拡大で、人々が現金による支払いを避け、非接触で決済できるスマホ決済を使う人が急増しています。思い返せば、私自身も2020年から現金をあまり使わないようになってきました。

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そんな中、2020年に米国でPayPalやSquareといった決済サービスでQRコード決済を採用。オーストラリアや欧州、アジア諸国でもQRコードを採用したサービスが増えているとのこと。QRコードの技術や導入のしやすさなどから普及が広まっているようです。

もちろん、QRコードの活躍する場は決済方法だけではありません。その応用の広さも注目したいところ。決済方法に留まらず様々な形での利用が広がっています。

紙のメニューを無くしてQRコードでメニューを提供するところや、店外の駐車スペースにQRコードがついたテーブルを並べて「バーチャル・レストラン」として使うところなどもあるようです。

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QRコードを活用しよう

このQRコード。まだまだ利用できることが、アイデア次第でありそうです。

株式会社デンソーウェーブでは、QRコードを無料で作成できるサイト「QRコードメーカー」を以前から提供していましたが、2019年12月に「クルクル マネージャー」にリニューアルし、QRコードの作成だけではなく、「クルクル チャンネル」といったクーポンやメッセージを配信して店舗への誘導を促すサービスやQRコード読み取りのアクセス解析などを無料で提供しています。

LINEビジネスのようなサービスを無料で利用できるのが嬉しいところ。

 

また、GoogleのキャンペーンURL作成ツールなどを使って、顧客ごとに違うURLを作成し、QRコードを作成してDMなどで送ることで、QRコード経由でのアクセスや顧客ごとに違った内容の表示なども実現可能です。

 

他にも、QRコードでアンケート機能を提供したり、QRコードでサイトにアクセスしたら、スマートフォンでシリアルナンバーを入力して、その場で抽選するようなキャンペーンなどの事例もあります。

ここにきて再度ブームが到来しているQRコードを使ったプロモーションを改めて考えてみませんんか?

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

 

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タグ: DM

執筆者: TS部 佐藤新一

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