サイト制作をする際、コンテンツ管理システム(CMS)を導入することが増え、一般的になっています。
お知らせなどの情報を組織内で更新できるようにし、更新費の削減と情報発信の時間短縮を実現することができる点がメリットとなります。
荒川印刷では、CMSにMovable Type(ムーバブルタイプ)を使うことが多いため、Movable Typeを提供するシックス・アパート社のパートナーになっており、連携しながらお客様にCMS環境を提供しています。
このたび、Movable Typeの開発元であるシックス・アパート株式会社と荒川印刷主催のセミナーが名古屋で開催されることとなりました。私も登壇者の一人として参加させていただきます。
Movable Typeとは
Movable Typeは、ウェブサイトやブログの構築・管理を効率的に行うためのコンテンツ管理システム(CMS)です。2001年の登場以来、その柔軟性と拡張性により、個人ブロガーから大企業まで幅広いユーザーに支持されてきました。
昨秋リリースされた Movable Type 8 では、Movable Type 7で刷新された管理画面や、新たに追加されたコンテンツタイプなどの機能を引き継ぎ、各種機能の強化や改善が中心に行われたものであるため、安定して利用できています。
Movable Typeの主な特徴は次のようなものです。
1. 高度なカスタマイズ性
Movable Typeは、テンプレートシステムを通じて高度なカスタマイズが可能です。独自のデザインや機能を柔軟に実現できます。
2. 静的ページ生成
動的生成のCMSと異なり、Movable Typeは静的ページを生成します。これにより、サーバー負荷の軽減とセキュリティの向上が図れます。
3. マルチブログ対応
1つのインストールで複数のブログやウェブサイトを管理できるため、大規模サイトの運用に適しています。
4. プラグイン拡張
豊富なプラグインを利用することで、機能を簡単に拡張できます。
Movable Typeの進化:クラウド版からSaaS型へ
Movable Typeは時代のニーズに合わせて進化を続けています。特筆すべきは、クラウド版とSaaS型サービスの登場です。
クラウド版Movable Type
Movable Type 6から本格的に提供が開始されたクラウド版(マネージドサービス)は、サーバー管理やセキュリティ対策の負担を軽減しつつ、従来のMovable Typeの柔軟性を維持しています。
SaaS型MovableType.net
2014年にスタートしたMovableType.netは、さらに手軽にMovable Typeを利用できるSaaS型サービスです。大企業や学校、自治体など、幅広い層に利用されています。
注目のセミナー:Movable Typeの最新動向を学ぶ
セミナーでは、Movable Typeの最新動向やSaaS型CMSの利点の活用方法を学ぶことができ、登壇者に直接質問できる機会もあります。
Webサイト構築やCMSに興味のある方、Movable Typeユーザーの方、これからCMSの導入を検討されている方など、幅広い方々にとって有益な内容となっています。ぜひこの機会に、最新のCMS事情を学びに来てください。
セミナー概要
タイトル | Movable Typeシリーズ最新状況とSaaS型CMSへの流れ |
日時 | 2024年9月11日(水)14:00~16:30(開場・受付開始 13:30) |
会場 | 株式会社スタメン名古屋本社 イベントスペース (愛知県名古屋市中村区下広井町1-14-8) |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 |
セミナーの見どころ
- Movable Type 8の新機能
昨秋リリースされたMovable Type 8(MT8)の新機能と、それによってもたらされるメリットについて詳しく解説します。 - SaaS型CMSの動向
クラウド版やSaaS型サービスの利用実態や、それらがもたらす効率化について学べます。 - MovableType.netの魅力
Movable Typeシリーズを初めて使う方にも分かりやすく、MovableType.netの特徴や進化の歴史を紹介します。最近追加された「かんたんにデザイン編集」機能など、注目の新機能もご紹介します。 - 実践的な活用方法
私からは、Movable Typeおよび MovableType.netの構築例を紹介しながら、ソフトウェア版、クラウド版、SaaS型をそれぞれ使い分けるポイントについてお話しします。
講師陣
- シックス・アパート株式会社 代表取締役 CEO & CTO 平田大治氏
- シックス・アパート株式会社 プロダクトシニアマネージャー 早瀬将一氏
- 株式会社荒川印刷 WEBプロデューサー/ディレクター 佐藤新一