紙媒体のDMでは、今どき、どれだけの反応があるのか疑問に思われる方が多いでしょう。
メールやSNSでのDMの方が気楽で、紙媒体を作成するのは手間が掛かるといったイメージもあります。
また、2024年10月より郵便料金が値上げとなり、販促ツールとしてのコストも上がってしまいます。
そんな郵送DMですが、展開方法によって有効な販促ツールとして使用できます。
郵送DMの開封傾向
メールやSNSで情報が入手できるとはいえ、家のポストを開けない人はいないでしょう。
ポストに届いたDMのキャッチコピーや商品の写真にインパクトがあれば、思わず何かなと見てしまう。自分宛てのものであれば、なおさら目に留まるのではないでしょうか。
実際、パーソナライズされたDMの開封意向は
- 「開封、閲覧してみたい」 14%
- 「まぁ開封、閲覧してみたい」 33%
と半分近い人が興味を示すデータもあります。
男女別では男性よりも女性の方が開封意向は高い傾向があります。また、メールやSNSに慣れ親しんだ10代や20代の若年層では、郵送のDMを受け取る経験も少ないため自分宛に届くのは新鮮でもあり、開封率が高いというデータもあります。
DMをみて「商品・サービスに関する問い合わせをした」「内容についてインターネットで調べた」「メールで問い合わせをした」という割合が年々増加しており、郵送のDMもまだまだ効果がありそうです。
QRコードやAR、SNSなどを郵送DMに記載し、WEBへのアクセスを誘導することがあります。これらにより郵送DMから、WEBへアクセスした経験がある人は40%近くとなるため、郵送DMからのWEBへの誘導には一定の効果があると言えます。
効果的なDMとは
販促活動として郵送DMを行うメリットは次の3つです。
- 「閲覧率が高い」
- 「デザインの自由度が高い」
- 「幅広い顧客層をターゲットにできる」
「閲覧率が高い」
前出の通り、郵送DMはパーソナライズすることで閲覧率が高くなります。本人宛てのDM開封率は、約50%と半数の方が開封しています。
一方、Eメールの開封率は平均37%となり、郵送DMの方が閲覧率は高いのです。
「デザインの自由度が高い」
メールやSNS等の媒体と比べると、郵送DMはデザインを自由に作成することができます。
文章だけでなくイラスト・画像を取り入れることはもちろん、デザインは郵送DMの方が幅広いだけではなく、箱や封筒などの形状も工夫ができ、外側や裏面さえもデザインする余地があります。
商品のサンプルを同梱し、商品を体感してもらうことも可能です。魅力的なオファーを添えることで、より相手に行動を促しやすくなるでしょう。
「幅広い顧客層をターゲットにできる」
スマホ内にあるデータを探して見せるより、紙を出す方が手軽だという利便さと、普段は親しみが薄い紙に対しての新鮮さから、紙のクーポンの使用率は、20代男性が最も高いというデータもあります。
郵送DMは若年層からインターネットに不慣れなシニア層まで幅広くターゲットにすることが可能です。
商品やサービスによっては、法人・個人・性別・会社員・学生・主婦・子供など、職業や属性といった顧客層ごとに区分けしたうえで、各々のターゲットに合わせた郵送DMを作成してみるのも良いでしょう。
費用対効果の高いDMを送るために
郵送DMを送るのにはデザイン代、印刷代、郵送代等の費用が掛かります。
高い費用対効果を得るためには、送付する目的・時期、ターゲットの選定など計画を綿密に練る必要があります。
郵送DMは送付のタイミングによって受け取る側の印象は大きく変わります。
「来店のお礼、再来歓迎の気持ち」「新しい情報やお知らせ」「キャンペーンやイベント、割引情報などのお得情報」など
あなただけの特別感を演出すると効果的です。
DMに希望する情報として多く挙げられるのは
「クーポンの案内・プレゼント」「特売・セール・キャンペーンの案内」といったお得情報です。
クーポンやプレゼントは初見の方にも有効な手段です。
限られた予算の中で、高い効果を得るためにはWEBとの融合も含めて戦略的な販促計画が重要になります。そのため、パートナーとなる業者選びも重要なポイントです。
予算に合わせたサイズ等の仕様の選定、キャンペーンに合わせたデザインの作成、ターゲットに合わせた配布エリアの決定など、決めることはたくさんあります。
面倒な配送手続きの代行などもタイムリーに相談でき手、間を掛けずに販促活動を行えるような業者を選ぶと良いでしょう。
荒川印刷では、企画から配送代行まで一気通貫でサービスを展開しています。
郵便料金値上げ前の現在郵送DMサービス強化中ですので、ご用命の際は当社ホームページよりお問い合わせください。