2025年6月28日、名古屋国際センタービルで開催された「contents.nagoya 2025」に、弊社荒川印刷のWebディレクター佐藤がMovable Type名古屋コミュニティの代表として登壇いたしました。本イベントは「コンテンツを作る・管理する・届ける」をテーマに、多くのクリエイターや企業が集まる貴重な交流の場となりました。
6年ぶりの開催となった今回のイベントでは、複数の会議室を利用したセッションやブース出展、地域コミュニティによる勉強会など、多彩な企画が1日に凝縮されて実施され、弊社としても最新のCMS動向を把握し、お客様により良いサービスを提供するための知見を深める絶好の機会となりました。
contents.nagoya 2025の概要と盛況ぶり
今回のcontents.nagoya 2025は、最終的な申し込み者数が335名とのこと、非常に盛況なイベントとなりました。特に印象的だったのは、参加者の地域構成。愛知県内からの参加者が55.2%に留まり、県外からの参加も多かったことです。
東海地区のみならず全国各地からWeb制作やコンテンツ制作に携わる方々が集結し、6年ぶりの開催にも関わらず、業界の注目度の高さがうかがえます。久しぶりにお会いする方も多く、個人的にも楽しい機会となりました。
弊社の登壇内容:MovableType.netの実用性を紹介
弊社佐藤は、シックス・アパート株式会社の早瀬将一氏と共に「SaaS型なのに自由度の高い本格CMSでサイト構築と運用のコスパ&タイパUP! MovableType.net の便利機能とユーザー事例のご紹介」というテーマで登壇いたしました。
MovableType.netは、従来のインストール型CMSとは異なり、サーバーの準備や管理が不要で、CMS本体のアップデートやセキュリティ対策もサービス側が担当するため、システム管理者不在の環境でも安心して運用できるという特長があります。月額約2,292円(ライトプラン年払い時、税込)のサービス利用料だけで、専門的な知識がなくても安心してご利用いただける点が大きな魅力です。
また、今年の秋にリリースを予定しているMovable Type 9の紹介もありました。現在デベロッパープレビュー版が公開されており、まもなくデベロッパープレビュー2が公開されるとのこと。少し内容を聞きましたが、実用的な使える機能が増えそうです。
弊社からは、Movable Typeのコミュニティの紹介やMovable Typeの「インストール版」「クラウド版」「SaaS版」をどのように使い分けて提案しているかなどを紹介いたしました。
SaaS版のMovableType.netは、まだ利用していない制作会社も多いのですが、サーバーやCMSの保守がまったく必要がないため、運用の負担が圧倒的に少なく、コンテンツのブラッシュアップなど、よりお客様のご要望への対応に集中できるという点が制作会社としてもメリットがあります。弊社ではどのような案件でMovableType.netを使っているかを簡単に紹介しました。
座談会での活発な議論:CMS運用の現実と課題
また、佐藤は「CMS運用・保守の沼からこんにちは〜開発者が語るリアルトーク:あの時、困った"あれこれ"〜」というテーマの座談会にも参加いたしました。この座談会では、様々なCMSの代表者が集まり、それぞれの経験に基づいた率直な意見交換が行われました。
CMS運用において最も重要な課題の一つが継続的なメンテナンスです。システムのアップデートはもちろん、トラブル対応や問い合わせなど、特定のCMSに限定しない制作会社でよくある悩みを共有しました。
名古屋コミュニティの活性化に向けて
名古屋でのMovable Typeコミュニティ活動は、コロナ禍を経て定期的な勉強会ができなくなってしまい、長らく停滞していましたが、2024年9月にシックス・アパート社との共催セミナーを開催し、30名程度の参加者を得ることができ、コミュニティ復活の兆しが見えてきました。
今回のcontents.nagoya 2025での登壇を機に、Movable Typeに興味を持つ新しい方々との出会いがあり、「こういう機会があったらまた参加したい」という声が集まるようであれば、地域コミュニティの活性化を目指して勉強会なども企画したいと思います。