7月のある土曜日、JAGAT主催<Webを受注する為の営業術>セミナーに行ってきました。
Webビジネスへの参入は、印刷会社との親和性もあり多くの企業が取り組み始めています。印刷物受注との相乗効果も期待できるところですが、決してハードルは低くはなく、必ずしも期待通りには利益が上がっていないケースも見受けられます。
特に、現場の営業がWeb営業のノウハウをつかめないまま苦労している状況では、印刷の付帯(おまけ)サービスとして格安で受注してしまう可能性もあります。
今回のセミナーでは営業としてWebを受注するためにどうすべきか、何を学ぶべきか、Web事業が会社の1つの柱として成長し、総合的な提案ができるようになることを目的に参加しました。
話を聞いた中での最大のポイントであり、最重要課題は多様化するお客様の悩みをいかに解決するかということです。
お客様の悩みの多様化
近年、急速にデジタル化が進み、それに伴いお客様の悩みも多様化してきました。
十数年前までは、紙媒体やイベント、テレビCMが主流だったのがホームページはもちろん、リスティング広告やSNSに力を入れるお客様が増えてきています。皆さんも何かものを買うときはカタログやパンフレットで見て選ぶより、ネットショッピングの割合が多くなってきていませんか?購買行動の多様化により、予算もグラフィックからWEB関係の予算の方を多く取っているお客様もいます。
印刷会社として表向きはピンチだと思います。ただ、裏を返せば印刷分野以外に目を向ければチャンスがたくさん転がっているということです。
弊社も2010年頃からWeb制作チームを立ち上げ、従来の印刷物に加えホームページ等のデジタルな部分も提案できるようになり、ソリューション提案営業として好評を頂いております。
今のところ、全国的に見ても内製で印刷からWebまで対応できる印刷会社は多くはありません。
(外注さんとの協力体制でトータルに対応できる会社はあると思いますが・・・)
弊社では川上から川下まで、社内で円滑に作業を進める事ができる様、綿密にコミュニケーションをとりながら進めています。
デジタル化の取り巻く環境
上記で少しお話しましたが、デジタルの進化と普及の速度は印刷の比ではないほど速いスピードで進んでいっています。今学んだ知識も3年後には古い情報になっている可能性もあります。アンテナを張って日々情報を集めていくことが必須となります。
お客様にとってモノ(印刷物やホームページ)を作る事がゴールではない事例がたくさんあります。あくまで印刷物やホームページはゴールを目指すために必要なピースの1つに過ぎません。
ゴールを前提としたモノの提案ができる様に勉強して行こうと思います!