ユニバーサルデザインを取り入れよう

2019/10/3

pablo (58)

高齢化社会に印刷会社ができること」という記事で紹介したように、日本の高齢化率は27.7%となっており、ますます上昇していくようです。

そのような背景もあり、高齢者や障害者も不都合なく生活ができる社会・福祉環境の整備を目指し、障害をもつ者ともたない者とが平等に生活する社会を実現させる「ノーマライゼーション」という考え方が広がっています。

印刷物などでも、健康な成人向けに作られたものだけではなく、より多くの人にとって使いやすく、誰にでも優しい「ユニバーサルデザイン」の考え方や取り組みが大切であり、必要不可欠になりました。

 

「まち」が変われば、求められる「もの」も変わる

最近、名古屋駅など工事をしていることが多いと感じることはありませんか?

超高齢化社会になる時代ニーズの変化や、リニアの開通などもあり「まちの整備」がされています。ここにも、ユニバーサルデザインに配慮した空間形成の考え方が含まれ、整備されています。

このように「まち」全体が変わっていくと、自然とそこに置かれる印刷物などの「もの」も変わっていきます。なにより、超高齢化社会では、見る人・使う人が、欲しいと思う「もの」が変わっていきまので、これから、ユニバーサルデザインの考えた方を、取り入れた「もの」が、とても大切になります。

ユニバーサルデザインは、「人」が「もの」に合わせる時代から、「もの」が「人」に合わせる時代に変わった象徴と言えます。人の生活や価値観が多様化した時代の中で、より多くの人に情報を正しく伝えることができる、伝えるための力も、とても大切になるのではないでしょうか。

Nagoya, Japan city skyline at the tower.

 

制作物から伝えたい情報が、正しく伝わっていますか?

これからの時代に求められるユニバーサルデザインの考え方を、印刷物などにも積極的に取り入れるよう、荒川印刷でも社内勉強会を始めています。

勉強会は「情報を正しく伝えること」をテーマに不定期で開催し、伝えたい情報を、見る人・使う人に、やさしく伝える工夫を学びます。ユニバーサルデザインの基本的な知識や事例を学び、スキルアップを図り、より一層お客様に貢献していく事を目的にしています。

時代と共に、情報を伝えられる媒体は増え、誰でも情報を簡単に取得できるようになりました(市場の変化ですね)。弊社でも、印刷物をはじめ、多種多様な制作物をつくる機会が増えてきました。

その中で、お客様が伝えたい情報とエンドユーザーが知りたい情報をどのように整理して正確に伝える工夫(情報をデザイン)をしていくのかなど、制作設計プロセスの重要性は増しています。どんなに見た目がステキできれいな制作物でも、伝えたい情報が人に伝わってなければ、媒体の価値も効果も薄れてしまいます。

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情報をより、わかりやすく伝える為に

情報を伝えるために必要な要素は、色・文字・レイアウト・空間・距離・視点など、いろいろとあります。その中でも、視覚的要素の影響は大きいと言えます。

伝えるために、少しの工夫やルールなどを知り、人の視点でやさしく配慮していくことで、より多くの人に情報を伝えることができます。もちろん、媒体の価値と効果も良くなっていきます。

先日の社内勉強会では、伝える上で大切な視覚的要素の1つ「色」が中心の内容で、次のような内容でした。

・ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いとは?(比較)

・カラーユニバーサルデザインとは?(人視点)

・色の見え方は、人によって違う(個人差)

・色が見える、目の仕組み(視覚特性)

・モノと人中心に置いた思考での広がり違い(思考法)

路線図

 

勉強会を続けていく中で、工夫・改善・アイデア・発想のヒントなど、広く展開して行ければと思います。

次回は「情報を伝える3つの基本法則って何?」で、開催する予定です。

タグ: カラーユニバーサルデザイン

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