ホームページを自社で更新していくのに便利なCMS(コンテンツ管理システム)ですが、弊社ではシックス・アパート社の「Movable Type(ムーバブルタイプ)」で構築することが多くあります。
Movable Typeは、2001年にリリースされた最も歴史の長いブログツールであり、今では多くの企業で採用されているCMSです。現在は日本企業により提供され、商用パッケージ型CMSとしては国内導入シェアで8年連続No.1の定評のある製品です。
このMovable Typeの新バージョン「Movable Type 8」がこの秋に登場予定です。
Movable Type 7からの変更点
正式リリースは秋と予告されていますが、8月23日に開発者向けデベロッパープレビューが公開されました。弊社でもテスト環境で機能の確認を行う予定です。
Movable Type 7では管理画面のデザインも大きく変わりましたが、今回は互換性が大きく崩れるようなものや、大幅な見た目の変更は行わないとのこと。また、今では使われなくなった機能などを廃止しているようです。
Movable Type 7からの主な変更点は次のようなものです。
・共有プレビュー機能
管理画面にログインしなくても公開前のプレビューが可能な機能が標準で搭載されます。
・新しいブロックエディタ
ブロックを追加してページを作成していくブロックエディタがプラグインで提供されていましたが、標準搭載となり使い勝手も向上します。
・管理画面の多要素認証機能
多要素認証機能を同梱し、管理画面へのアクセスのセキュリティが向上します。
この他にも様々なアップデートがありますが、印象としては、これまで利用者からの要望があってプラグインで提供していた機能を標準で搭載したり、セキュリティ面や管理画面での導線の改善など、堅実なアップデートと感じました。
セキュリティの観点からは、CMSのバージョンは最新に保つことが良いとされます。Mobvable Type 7またはそれ以前のバージョンをお使いで、アップデートを検討されたい方、またアップデートにあたって不安な点などがありましたらご相談ください。