ビジネス年賀状のデザインとは?基本マナーや好印象を与えるデザインを紹介!

2024/10/18 ( 2025/12/25 更新)

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ビジネス年賀状は、企業間のコミュニケーションを強化し、信頼関係を築くための重要なツールです。年始の挨拶を通じて、取引先やパートナー企業との関係を再確認し、新たなビジネスチャンスを創出する機会でもあります。特に、デザインが洗練された年賀状は、受け取った側に対する企業の印象を大きく左右します。

この記事では、ビジネス年賀状を作成する担当者の方へ向けて、基本的なマナーから取引先に好印象を与えるデザインの選び方、そのまま使える文例集まで、分かりやすく解説します。

 

ビジネス年賀状の基本マナー

ビジネス年賀状を作成する上で、デザインと同じくらい重要なのがマナーです。マナー違反は、意図せず相手に不快感を与え、会社の信用を損なうことにもなりかねません。まず、必ず押さえておきたい基本的なマナーについて確認していきましょう。

 

賀詞

ビジネス年賀状では2文字の賀詞はマナー違反です。「賀正」「迎春」のような2文字の賀詞は略された賀詞なので、ビジネス年賀状には向きません。
賀詞は「恭賀新年」や「謹賀新春」など4文字の賀詞にするか、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」のような文章の賀詞にしましょう。

 

デザインやイラスト

ビジネス年賀状のデザインは、会社の顔として見られることを意識し、フォーマルで落ち着いたものを選ぶのが基本です。派手すぎる色使いや、奇抜なデザインは避けましょう。干支のイラストを入れる場合は、キャラクター感が強いものや、コミカルすぎるものは避け、シンプルで上品なものを選ぶと良い印象を与えます。また、会社のロゴを入れる場合は、デザインの邪魔にならない位置に、適切なサイズで配置することが大切です。

 

手書きの一言

印刷されただけの年賀状は、どうしても事務的な印象を与えてしまいます。たとえ印刷された年賀状であっても、一言手書きのメッセージを添えるだけで、温かみが増し、相手を大切に思う気持ちが伝わります。日頃の感謝の気持ちや、相手の健康を気遣う言葉、新年の抱負などを簡潔に書き添えることで、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

 

取引先に好印象を与える年賀状デザイン

基本的なマナーを押さえた上で、次はデザイン選びのポイントです。年賀状は多くの企業から届くため、その中で少しでも良い印象を残したいものです。ここでは、相手や目的に合わせたデザインのポイントを紹介します。

 

企業の誠実さが伝わる定番・シンプルなデザイン

最も多くのビジネスシーンで安心して使えるのが、定番でシンプルなデザインです。白やクリーム色を基調とし、干支や松竹梅、富士山といった縁起の良いモチーフを上品にあしらったデザインは、どんな業種の取引先にも失礼がありません。誠実で真面目な企業イメージを伝えたい場合に最適です。デザインに迷ったら、まずはこのタイプのデザインから選ぶことをお勧めします。

 

会社の特色を伝えるロゴや写真入りデザイン

会社のロゴマークや、社屋・社員の集合写真などを入れたオリジナルデザインも効果的です。特に、社員の顔が見える写真は、親近感や安心感を与え、会社の活気ある雰囲気を伝えることができます。ただし、写真を使用する場合は、内輪向けの雰囲気になりすぎないよう注意が必要です。あくまでも取引先への新年の挨拶状であることを忘れず、節度あるデザインを心がけましょう。

 

ビジネス年賀状の気の利いた一言文例集

デザインが決まったら、次は添えるメッセージです。印刷された定型文だけでなく、心のこもった一言が添えられていると、受け取った側の喜びも大きくなります。ここでは、相手別に使える一言文例を紹介します。

 

一般的な取引先向けの文例

昨年は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます 貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます 本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます

 

いつもお世話になっている取引先向けの文例

旧年中は公私にわたり大変お世話になり心より感謝しております 〇〇のプロジェクトでは〇〇様のお力添えのおかげで無事成功させることができました 本年も引き続きご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます

 

上司・社内向けの文例

旧年中は温かいご指導をいただき誠にありがとうございました まだまだ未熟者ですが一日も早くチームに貢献できるよう精一杯努力いたします 本年も変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます

 

デザイン作成時にやってはいけない注意点

良かれと思って書いたことや選んだデザインが、実はマナー違反だったというケースは少なくありません。ここでは、ビジネス年賀状で特に注意すべきNGポイントを解説します。最終チェックの際にもぜひ役立ててください。

 

「去年」はNG?避けるべき忌み言葉

「去年」の「去」という字は、「去る」「離れる」といった意味を連想させるため、新年のお祝いにはふさわしくないとされています。年賀状では「去年」ではなく、「昨年」や「旧年中」といった言葉を使うのがマナーです。同様に、「失う」「倒れる」「枯れる」などの忌み言葉も避けるようにしましょう。

 

賀詞と挨拶文の重複

「謹賀新年」という賀詞には、「謹んで新年のお祝いを申し上げます」という意味が含まれています。そのため、「謹賀新年」と書いた後に「あけましておめでとうございます」と続けるのは、同じ意味の言葉を繰り返していることになり、間違いです。賀詞を使う場合は、その後の挨拶文が重複していないか確認しましょう。

 

句読点は使わないのが基本

もともと日本の毛筆文化では、句読点を使う習慣がありませんでした。その名残から、年賀状のような儀礼的な挨拶状では、句読点(「、」や「。」)は用いないのが一般的です。「お祝い事には区切りをつけない」という意味合いも込められています。文章の区切りたい箇所では、改行やスペースを活用すると良いでしょう。

 


簡単にデザインするためのツールとテンプレート

ビジネス年賀状を効率よくデザインしたい方にとって、ツールやテンプレートの活用は大きな助けになります。ここでは、簡単にデザインするためのツールとテンプレートについて紹介します。


無料で使えるデザインツール

ビジネス年賀状のデザインを手軽に行いたい場合、無料で使えるデザインツールが役立ちます。例えば、CanvaAdobe Expressといったオンラインデザインツールは、直感的な操作で簡単に美しいデザインを作成できます。これらのツールは、多くのテンプレートや素材が揃っており、初めてデザインを行う方でもスムーズに利用できます。また、クラウド上でデータを保存できるため、場所を選ばずに作業ができる点も魅力です。

 

有料で使えるテンプレート

無料ツールも便利ですが、有料テンプレートを利用することでさらにクオリティの高いデザインが可能になります。有料テンプレートは、プロのデザイナーが手掛けたものが多く、細部まで洗練されたデザインが特徴です。また、カスタマイズの自由度も高く、自社のブランドイメージに合わせた年賀状を作成することができます。特にビジネスシーンでは、クオリティの高いデザインが相手に与える印象を大きく左右するため、投資する価値があります。

 

Canvaでビジネスの年賀状をデザインする方法手順

また、デザインツールとして人気のCanvaには年賀状のテンプレートも用意されています。ここでは、無料プランでビジネスの年賀状をデザインする方法を紹介します。

  1. Canvaにアクセス
    • Canvaのウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成またはログインします。

  2. テンプレートを選ぶ
    • ホーム画面の検索窓で「年賀状」を検索し、ビジネス向けのテンプレートを選びます。
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  3. デザインをカスタマイズ
    • テキストの編集: テンプレートのテキストをクリックして、会社名やメッセージを入力します。ビジネス年賀状では、感謝の意や新年の抱負を含めると良いでしょう。
    • フォントとカラー: ブランドに合ったフォントやカラーに変更します。統一感が出るように、会社のロゴカラーを使用するのもおすすめです。
    • 画像やロゴの追加: 会社のロゴや関連する画像をアップロードし、デザインに組み込みます。

  4. デザインの確認
    • 全体のバランスや見栄えを確認し、必要に応じて調整します。

  5. ダウンロードと印刷
    • デザインが完成したら、右上の「共有」メニューを開いて、「ダウンロード」ボタンからJPGやPNG形式で保存します。
      ダウンロードしたデータを元に印刷業者に依頼するか、自社で印刷します。

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Adobe Expressの場合も同様にデザインができます。



当社サービスの紹介

ビジネス年賀状をより魅力的に仕上げたい企業様に向けて、当社ではデザインから印刷まで一貫してサポートする体制を整えています。ここでは、当社が提供するサービス内容について紹介します。

 

当社のデザインサポートサービス

当社では、ビジネス年賀状のデザインをサポートするサービスを提供しています。経験豊富なデザイナーが、企業のニーズに合わせたオリジナルデザインを提案いたします。デザインの相談から完成まで、全てのプロセスを丁寧にサポートいたしますので、デザインに不安がある方でも安心してご利用いただけます。また、企業のブランドイメージやメッセージを反映させたデザインで、ビジネスパートナーに対する印象を強化することができます。

当社の年賀状印刷サービス

デザインが完成した後は、当社の年賀状印刷サービスをご利用ください。当社では、高品質な印刷技術を用いて、美しい仕上がりの年賀状を提供いたします。大量印刷にも対応しており、コストを抑えながらも高品質な年賀状を作成することが可能です。また、発送代行サービスも行っておりますので、手間をかけずに年賀状を送りたい方にもおすすめです。

まとめ

ビジネス年賀状は、新年の始まりに取引先との良好な関係を築くための大切なツールです。基本的なマナーを守り、相手への感謝と敬意を込めたデザイン・メッセージを心がけることで、企業の信頼性を高め、良い印象を与えることができます。 本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ心のこもった年賀状を作成してください。

また、前述でご紹介した通り、当社のデザインサポートサービスを利用することで、クオリティの高い年賀状を作成することが可能です。お客様のニーズに合わせた最適なプランを提案させていただきます。デザインから印刷、発送まで一貫してサポートいたしますので、安心してお任せください。まずお問い合わせフォームからご連絡ください。

 

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タグ: 年賀状

執筆者: TS部 佐藤新一

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