
印刷を依頼するときに
「印刷データをください」
「完全データでお願いします」
と言われて戸惑ったことはありませんか?
この記事では、
印刷データとは何か、完全データとは何を指すのかをできるだけ分かりやすく解説します。
そもそも印刷データとは?
印刷データとは、そのまま印刷機に使える状態のデータのことです。
画面で見て問題なさそうに見えても
実は印刷には向いていないデータ、というケースはよくあります。
たとえば……
・パソコン上ではきれいに見えている
・PowerPointやWordのデータがある
・Webサイト用の画像を使っている
こうした場合、印刷すると
・色が変わる
・文字がズレる
・画像がぼやける
といったトラブルが起きやすくなります。
じゃあ完全データとはどういう意味?
完全データとは、印刷会社側で修正や調整を行わなくても
そのまま印刷できる状態のデータを指します。
言い換えると、
この内容、この色、この大きさで印刷して問題ありません!
という最終確認が終わったデータです。
印刷会社によって細かいルールは異なりますが
基本的な考え方は共通しています。
完全データに必要な条件とは
まず、仕上がりサイズが正しく設定されていることが重要です。
A4やB5など、最終的に何ミリで仕上げるかが明確になっている必要があります。
次に、塗り足しが付いていることです。
印刷物の背景に色がついている場合、
断裁時のわずかなズレを吸収するため、仕上がりサイズの外側に余分な余白を設けます。
これがないと、端に白い線が出てしまうことがあります。
色の設定も大切です。
印刷は基本的にCMYKで行われます。
RGBのまま入稿すると、仕上がりが暗くなったり
イメージと違う色になることがあります。
文字はアウトライン化されている必要があります。
アウトラインとは、文字を図形に変換することです。
これを行わないと、フォントが置き換わったり
レイアウトが崩れる原因になります。
画像の解像度も確認が必要です。
原寸サイズで十分な解像度がないと
印刷したときにぼやけた仕上がりになります。
結局どんな形式で渡せばいいの?
多くの印刷会社で推奨されているのは
印刷用に書き出したPDFデータです。
PDFは、
・文字やレイアウトが崩れにくく
・色指定も安定しやすい
というトラブルが起きにくい形式です。
そのため
完全データはPDFで渡す!
と覚えておくと安心です。
完全データでないとどうなる?
完全データでない場合
印刷会社で修正作業が必要になります。
その結果……
・校正回数が増える
・納期が延びる
・追加費用が発生する
といったことにつながる場合があります。
逆に、最初から完全データで入稿できれば
スムーズに印刷が進み、
仕上がりのトラブルも減らすことができます。
まとめ
印刷データを渡す前に、確認してみてください。
・仕上がりサイズは間違いないか
・塗り足しがあるか
・カラーモードはCMYKになっているか
・アウトライン化できているか
・画像の解像度は問題ないか
このポイントが揃っていればほぼ完全データと考えて問題ありません。
少しでも不安がある場合は入稿前に印刷会社へ確認するのがおすすめです。
トラブルを防ぐ一番確実な方法です。



