バリアブル印刷(宛名印刷)の有効活用

2018/07/25 ( 2020/03/2 更新)

先日、書かせてもらったバリアブル印刷ですが思いのほか反響があったようで嬉しくなってしまったのでもうちょっと書いてみようと思います。

こんなことできると言っても作り手側として「これ、面白いっ」って思いながら作っているものに出会える機会は少ないのです。

なので、今回はちょっと得する、役立つんじゃないかと思うものを紹介します。商品化できていないものもありますがそこは私の思いも込めて・・・

 

郵便料金が安くなる工夫

郵便物を一度にたくさん送る機会がある場合、「カスタマーバ-コード」というJP(日本郵便)さん特有のバーコードを一緒に印刷すると割引を受けられるサービスがあリます。

カスタマーバーコードというものは7桁の郵便番号・番地・マンションの号室といった数字をもとに作成されています。

カスタマーバーコード

JPさんのサイトや作成できるフリーソフトもありますが、同一差出人から同一形状のものを1000枚以上出さなければいけないという制約もあるため1000人分のバーコードを作るのも大変です。

また、印刷する位置や大きさ・濃度などいろいろな決まりがあり、また受付郵便局へ申請・認可されないといけないので一から作ろうとするとかなりの労力です。

バリアブル印刷ソフトにはカスタマーバーコードを自動生成する機能があり、住所録さえあればソフトが勝手に作成してくれます。荒川印刷では郵便局への代行確認・発送手続き・投函まで行っているので大量の郵便物を出されている方は、印刷会社に任せてみると業務削減・郵便料金削減に一役買えるかもしれません。

なお、バーコードの仕様についてはJPさんのサイトに詳しく載っていますので確認してください。このブログを見てやってみたけど割引されないじゃないかといった声には責任を取りかねます(笑)

 

捨てられにくいDM

どこの企業も一度利用していただいたお客様にはリピーターになってもらいたいものです。

そのために定期的なメール配信やDMを送って商品やイベントの案内をしているのではないでしょうか。しかし、せっかくDMを送っても見てもらえないままごみ箱行きなんていうのも少なくありません。実際、私はほとんど見ずに捨ててしまいます。

しかし、宛名以外の部分にお名前を入れたり、ただの新商品アピールではなくお客様が興味を持っているものの画像を入れたりすると保管してもらえる確立が上がるといったデータもあります。

ですので、そのお客様の過去の購買履歴からタイムリーな情報を用いて、文章中や画像に取り入れてみるのもDMの効果が上がる1つの方法です。

バリアブル例

 

記念日のサービスとして

誕生日や結婚記念日に招待や割引といった特典をつけたカードを送るときには、「イメージバリアブル」という手法で画像の中にいかにも「わざわざ作ってくれた感」を出してみます。

下の画像はケーキのプレートにチョコレートで書いたように見えませんでしょうか。バリアブルの技術とPhotoshopを駆使して作成しますが、アイデアと加工技術でいろいろ出来たりします。

イメージバリアブル

代表的なものは、青空の中に飛行機雲でメッセージを描いたようにみえる、海岸で貝殻を集めてメッセージを描いたように見えるといったものです。

お気に召してくれたお客様はリビングに飾ってくれている方もいるという話も聞いたことがあります。これも効果のある販促の1つだと思います。

もう一工夫で、QRコードから「ユニボイス」を利用してバースデーソングを流したり、「AR」でスマートフォンから動画を再生できる仕組みも作れます。

手間は掛かりますが、世界で1つだけの広告を作成すると開封されやすく捨てられにくいのではないでしょうか。

 

バリアブル印刷について詳しくはこちら

 

タグ: バリアブル印刷

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