HubSpot(ハブスポット)を導入して5年が経ちました

2023/09/9

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荒川印刷ではHubSpot(ハブスポット)のパートナーとして導入支援を行うとともに、自社でもHubSpotを利用しています。このブログもHubSpotで書かれています。

HubSpot導入前の営業活動は、営業個人個人に頼るところが大きく、マーケティングの意識は強くありませんでした。そのため、最初はなかなか社内でも理解されにくく、既存のビジネスにどう組み込んでいくかは課題となっていました。それは今でも継続しています。

ウェブからの問い合わせは2.5倍に

まずは少ないリソースで始めていき、コンテンツ作成の部分で各部署に協力を求めていきました。HubSpot社ともミーティングをしながら導入しましたが、印刷会社での導入事例も見つからなく、手探りでスタートしました。

やはり、WEBと親和性のあるサービスの方がHubSpotは取り入れやすいのですが、逆に言えば、印刷会社で結果を出せるようなら、多くの業種で取り入れられるものと思いながら自社への導入を進めていきました。

スタートは2018年6月、まずはブログのコンテンツ作成とメール配信を始め、1年ほど経ったところで手応えを感じるとともに、営業からも理解を得られ始めました。実際に、ホームページからの問い合わせが増え、そこから受注に繋がる案件が出てきたことで実感が出てきたのではないかと思います。

以前の営業活動は、リアルな訪問が中心だったこともあり、ウェブからの受注の伸び率は大きく、導入からの5年間でホームページのアクセス数は548%までに達し、問い合わせも導入後2.5倍となりました。

 

新型コロナの影響で新たな施策に取り組めない

導入後の手応えを感じ、さらに活用をしていこうと考えたいたところに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、当社のビジネスでも大きな影響を受けました。出社できない時期などもあり、これまで実施してきたコンテンツ作成にも影響があった上に、新しい試みもスムーズに取り入れることができなくなってしまいました。

ただ、意外だったのは、これまでに作成したブログ記事などのコンテンツは蓄積されていますので、新たにコンテンツが作成できない時期でもウェブへのアクセス数や問い合わせ数が激減することはありませんでした。この辺りは広告などとの違いです。

ただ、5年間を振り返るとコンテンツが停滞していたときも激減はしていないとはいえ、問い合わせ数が伸びているわけではありません。まだHubSpotの機能を使い切ってはいないので、改めて利用方法を見直して業務に取り入れるように計画中です。

 

HubSpot CMSのカスタマイズ

当社で導入した時は、HubSpotは見込み客を創出し、マーケティングオートメーションを実施する「Marketing Hub」と営業支援を行う「Sales Hub」の2製品でした。その後まもなくカスタマーサービスを管理する「Service Hub」がリリースされました。

そして、2020年には「CMS Hub」、2021年に「Operations Hub」が登場し、現在は5つのラインナップまでになっています。

その全ての製品は無料から利用できる「CRM(顧客関係管理プラットフォーム)」上で活用できるようになっていて、業務のさまざまな場面で使うツールを一元管理できるのが特徴です。

当社が中心に使っているのは、新規の問い合わせを増やしていく「Marketing Hub」。コンテンツを作成していき、新規問い合わせに対応していきます。もともとは、その一部機能だったCMS機能が独立したのが「CMS Hub」です。

ブログの作成を支援してコンテンツの作成を支援するものでしたが、ブログ以外のページも作成することができ、企業のサイトを丸ごと制作することにも問題なく利用できます。

Movable TypeやWordPressのようなCMSの代わりに「HubSpot CMS」を選択することもできるようになってきました。HubSpotの特徴であるスモールスタートをしながら高い拡張性を活かし、将来的にマーケティングオートメーションの利用も見据えながらの導入が可能です。

この度、ホームページのリニューアルに合わせて、HubSpot CMSのカスタマイズを行いました。CMSとしてのカスタマイズの幅は、Movable TypeやWordPressには劣りますが、基本的なサイト制作には全く問題ない上に、クラウドサービスでもあるため、サーバーの管理やセキュリティ対応などを任せてしまえることがメリットでもあります。

使ってみて下記のような特徴を感じています。

 

  1. パワフルなコンテンツ管理: シンプルなインターフェースでウェブの知識がなくても更新しやすいエディタを備えています。

  2. SEO最適化: 検索エンジン最適化(SEO)を強化するためのツールが統合されており、SEO対策のアドバイスをしてくれます。

  3. パーソナライゼーション: 訪問者に合わせてコンテンツの出し分けができるので、メールフォームにて情報を送った方のみに表示するコンテンツなども可能です。

  4. 高度なセキュリティ: HubSpot CMSはセキュリティに優れ、データ漏洩やサイバー攻撃からウェブサイトを保護します。

  5. 分析と報告: 実績を追跡し、ウェブサイトのパフォーマンスを分析するためのダッシュボードとレポートが利用可能です。

  6. 統合性: HubSpot CMSは、HubSpotの他のツールとのシームレスな統合を提供し、マーケティング、セールス、カスタマーサポートを効率化します。

  7. モバイルフレンドリー: モバイルデバイスに対応し、ユーザー体験を向上させます。

HubSpot CMSについて詳しく知りたい方は下記よりご連絡ください。

 

> HubSpotの導入やカスタマイズのお問い合わせ


 

タグ: HubSpot

執筆者: TS部 佐藤新一

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