印刷会社が「印刷」ではなく「伝える力」を掲げた理由 ― コーポレートサイトリニューアルの舞台裏
株式会社荒川印刷は、2026年10月にコーポレートサイト(www.arkw.co.jp)を全面リニューアルしました。
今回のリニューアルは、見た目を新しくするだけのものではなく、約1年をかけて自社の強みを見直し、企業理念を一から作り直したうえで、その内容がサイト全体から伝わるように設計し直しました。
この記事では、印刷物やWebサイト、動画の発注先を探している方、そして当社で働くことに関心を持っていただいた方に向けて、プロジェクトの経緯と新しい理念に込めた想いをお伝えします。
リニューアルしたトップページ。タグライン「信頼を、仕組みで作る」を掲げています。
この記事のポイント
- 当社の強みは「伝える力」です。伝えたいことに合わせて、印刷・Web・動画などのかたちを選び、一社で形にできることを指します。
- Mission・Vision・Value(MVV)とタグライン「信頼を、仕組みで作る」を新たに策定し、企業理念ページで公開しました。
- 広真グループの一員として、翻訳やイベント運営、大容量印刷・特殊印刷まで、ご相談いただける範囲が広がっています。
きっかけは「新しい荒川印刷」を伝えたいという想い
株式会社荒川印刷は、2023年に広真グループの一員となりました。
グループには印刷会社が多くあり、翻訳、イベント運営、大容量の印刷や特殊印刷、マーケティングやブランディングのご提案まで、グループの力を合わせてご提供できるようになりました。そのなかで当社は、グループの印刷会社の中で最もWebへの対応力を持つ会社です。
こうした変化を受けて、私たちは「新しい荒川印刷」を打ち出したいと考えました。一時はAIで制作した動画をトップページに掲載するなど、部分的な刷新も試みました。しかし、本当に伝えたいことを伝えるには、サイト全体を根本から見直す必要があると判断しました。
そこで2025年10月ごろから、制作課とTS課を中心に、各部署の意見を聞きながら、サイトを1から作り直すプロジェクトを進めてきました。
「うちには強みがない」からのスタート
プロジェクトでまず取り組んだのは、自社の強みの見直しです。社内での話し合いに加え、日々お客様と向き合っている営業担当への聞き取りや、過去の制作実績の振り返りを重ねました。
そこで見えてきたのは、意外な課題でした。社内で「当社の強みはこれだ」と言える人が少なく、むしろ「うちには特別な強みがない」と感じている社員が多かったのです。
一方で、実績を振り返ると、お客様に選ばれ続けている理由は確かにありました。Webサイトのご相談から始まり、印刷物まで任せていただくようになったお客様。長くお付き合いが続いているお客様。強みがないのではなく、まだ言葉になっていなかったのです。
だからこそ、強みを定義し、社内外にはっきり打ち出していく必要がある。これがプロジェクトの出発点になりました。
理念を一から作り直す
以前から企業理念はありました。ただ、社内に十分浸透しているとは言えず、その存在を知らない社員も少なくありませんでした。そこで今回は、言葉を手直しするのではなく、新たに作り直すことにしました。
新たに策定したMission・Vision・Valueは、企業理念ページで公開しています。
Mission|伝える力で、人と想いを"丁寧に"つなぐ。
お客様にとって大切なのは、「印刷すること」そのものではなく、「伝えたいことが伝わること」です。そのかたちは印刷物のこともあれば、Webサイトや動画のこともあります。
当社は印刷会社でありながら、Webサイトの制作から運用までを自社内で手がけてきました。伝えるためのあらゆるかたちに対応できること。それを私たちは「伝える力」と表現しました。
そして「丁寧に」という言葉は、私たちが考えたものではありません。長くお付き合いいただいているお客様から、当社と取引を続けていただいている理由としていただいた言葉です。お客様が評価してくださっている姿勢を、使命の中心に据えました。
Vision|紙からWeb、そしてあらゆるメディアへ。想いを届ける力で選ばれる会社に。
目指すのは、媒体を限定せず、お客様の課題を解決する最良のパートナーであり続けることです。紙で培ってきた品質管理と、Webで培ってきた設計・運用の力に、グループの力を掛け合わせることで、「どこに頼めばいいかわからない」というご相談にも応えられる会社を目指します。
Value|4つの行動指針
伝える力の研鑽
言葉・デザイン・仕組み、全ての面から"伝わる"を追求します。見た目を整えるだけでなく、情報をどう整理すれば読み手に届くかまで考えることを大切にしています。
一貫対応の信頼
印刷からデジタル、企画から納品までをワンストップで支えます。
- ある展示施設のお客様からは、最初はWebサイトについてのご相談をいただきました。今では印刷物も含めてご依頼いただいています。
- ある大学のお客様からは、Webサイトの制作に加えて、資料請求をされた方への発送業務までお任せいただいています。
自社とグループで、企画・制作から印刷、発送まで幅広く対応できることが、窓口を一本化したいお客様の負担軽減につながっています。
挑戦と柔軟性
変化する社会情勢に挑み、新しい表現と技術に柔軟に対応します。たとえば、AIを活用した業務代行や、eスポ東海学生ネットをはじめとするeスポーツへの取り組み、HubSpotなどのマーケティングツールの活用です。印刷会社の枠にとらわれず、新しいことに取り組み続けています。
共創する姿勢
お客様の声に丁寧に耳を傾け、最適なかたちを共に描きます。ご要望に合わせて社内の体制を変えることもいといません。ご提案を重ねながら、お客様と一緒に仕事を進めていくのが当社のやり方です。
Tagline|信頼を、仕組みで作る
タグラインには「Secure(安全)」「Mindful(丁寧)」「Creative(創造)」の3つの言葉を添えました。この3つを、担当者の頑張りや偶然に頼るのではなく、仕組みとして同時に実現する。それが「信頼を、仕組みで作る」に込めた意味です。企業理念ページでは、これを「偶然の品質ではなく、必然の信頼」と表現しています。
たとえば安全の面では、2006年からプライバシーマークを取得し、入試問題のような機密性の高い印刷物も扱ってきました。Webサイトの構築でも、セキュリティに配慮しやすいCMSであるMovable Typeを中心に採用しています。
サイトで変えたこと:見やすく、構造的に
サービス紹介や業種別のご案内、制作事例、ワンストップサービス、情報セキュリティといったページは、以前のサイトにもありました。今回大きく変えたのは、デザインと情報の見せ方です。
必要な情報にたどり着きやすいよう、サイト全体を見やすく構造的に設計し直しました。あわせて、新たに策定した理念を伝える企業理念ページを設けています。
サービスや業種ごとの情報を、目的に合わせて探しやすく整理しました。
よくあるご質問
Q. 印刷だけ、Webサイトだけの依頼もできますか?
A. はい、もちろん可能です。印刷物1点、Webサイトの一部更新といったご相談も承っています。
Q. 印刷物とWebサイトをまとめて相談できますか?
A. はい。当社は印刷とWebの両方を自社内で手がけているため、パンフレットとWebサイトの内容やデザインを揃えるなど、媒体をまたいだご提案が可能です。
Q. 翻訳やイベント運営も相談できますか?
A. 広真グループ各社と連携し、翻訳、イベント運営、大容量印刷・特殊印刷などにも対応しています。窓口は当社で一本化できます。
Q. 機密性の高い印刷物も任せられますか?
A. 当社は2006年からプライバシーマークを取得しており、入試問題のような機密性の高い印刷物を扱ってきた実績があります。詳しくは情報セキュリティのページをご覧ください。
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発注をご検討の方へ
「印刷にするか、Webにするか決まっていない」「どこまで任せられるか知りたい」という段階でも構いません。伝えたいことをお聞かせください。最適なかたちを一緒に考えます。
一緒に働く仲間を募集しています
「伝える力」で、お客様の想いを形にする仕事に興味をお持ちの方。株式会社荒川印刷では、現在キャリア採用を行っています。




